耳鼻咽喉科は対面で診察し、耳・鼻・のどを光で明るく照らして患部を直接見ることで、より正しい診断に至ることができる診療科です。より正確な診断をすることが、より適切な治療を行うことにつながります。

また対面で診療を行うことで必要な検査も行うことができ、診察・検査の結果をその場で説明することで身体の状態を理解していただき、納得して治療を受けていただくこともできます。

新型コロナウイルス感染症の広がりに伴い、当院では院内で感染することに対する不安を低減する目的で、厚生労働省の特別措置に基づき電話診療を行ってきましたが、電話での診療は感染リスクを減らせる便利な手段ではある一方で、診察・検査を行わずに処方することから診断が不確実になるおそれがありました。当院では5月8日に新型コロナウイルス感染症が５類感染症に引き下げられるのに合わせ、耳鼻咽喉科診療の基本である対面での診察を重視した診療に立ち戻ります。

5月8日以降も電話診療は可能ですが、電話診療はあくまで対面診療のつなぎとしての位置づけになります。電話受診の対象となる方は以下の条件を満たす方に限らせていただきます。（電話診療を希望されても対面での診療をお願いすることがあります。ご了承ください。）

・3か月以内に当院で対面での受診歴があり、症状が安定している

・前回の受診が電話診療ではない（2回続けての電話診療はできません）

・電話診療の位置づけを理解し、最長で２～３週間までの処方になることを了承していただける

上記条件を満たさない方は、対面診療となりますので「一般診療」で予約をお取りください。上記条件をご理解いただいて電話での診療を希望される方は、「電話遠隔診療」で予約をお取りください。（電話での診療を希望された方でも、医師の判断により対面での診療をお願いすることがあります。ご了承ください。）

院内では引き続き、常時換気など感染予防対策に努め、安心して受診していただける医院づくりに心掛けます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。